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市民権取得の決心、「その効果」



大した葛藤もなく、すっと市民権取得への道を選ぶ人がいる。反対に49年間もグリーンカード保持者の75歳で、定年後も米国で過ごそうと決めているのに市民権取得に踏み切らない人もいる。その人それぞれの米国籍取得へのプロセス、背景の思いも違い、人生劇場そのまんま。

取得の決心をFBにポストした日はいつもより200%増のLikeの反応。
コメントは「私にはまだ決心がつかない」と「きっと新しく見えてくるものがある」という深い示唆の二手。


実際、決断してしまえばなんともない。(私は性格的に、決断すると振り返らない人間だ)

全く不思議なことだが、その決心がそれ以前はどうしてもつかず、それ以降はついた、ということ。

その間に、醸成されていたのだろう。そして後でも先でもなく、その時に起こった。


そして、決断した途端、私にとっては確実に「新しく見えるもの」が発現した。

周りのアメリカ人がすべてお客さんに見える
なんというマーケットの広がり!
なんという開放感!

その上「これで会社は大丈夫だ!」という実体のない自信まで一緒に備わった。


でも、要するに、その軽さが大事なのだと思う。

もう大丈夫、私はやっていける、会社は大丈夫、ただ目の前に敷かれたレールを(実際には何も敷かれていないし、それもこれから自分で敷くんだが) 歩んでいけばいい、という軽さが大事。
軽々と物事を超えていける、当然のことのように進んでいける、物事がすべて簡単に感じられる、その心の状態が大事。




かくして、今年は家を売ったので、これから住む場所も変える。
2018年は本当に大きな変化の年。


これらの変化はきっと吉と出るはずだ。そして、こうやって読んで下さっている読者の方にも、きっと一緒に吉が振舞われるはず!


それでは、第4回目は、

不思議なつながり、「思えば通じる」

乞うご期待!


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最初の投稿。 ですので、短く、筆者の紹介から。 海外在住 29 年目、ロンドンでの滞在 3 年をはさんで NYでの 滞在 26 年。人生半分以上を海外で過ごす。 元はと言えば、東京で勤めていた外資系証券会社で出会った駐在米人と結婚し来米。それから波乱万丈、実にかまびすしい賑やかな人生を送り、その間に 2 つの会社を設立、エグゼクティブコーチになったが、もうだめか、という場面も何度か。そこで稲盛哲学に救われて、正しく生き、信念を持って会社と家族を守る意味を知らされた。 現在米国市民権申請中。次回のブログはこのトピックについて書く。 このブログでは、エグゼクティブコーチとして米国にいながら日本人のグローバルトップ人材育成から学んだこと、私が心から日本人ビジネスパーソンに伝えたいと思っていること、会社経営から学んだこと、などをつづっていこうと思います。 私の文章は端的で、説明が少ないかもしれません。テンポがいい文章が好きなので、その分、余計を省いてしまいます。長く書くと、情が入りすぎて読む人が引く、というのも今まで言われてきたこと。だから短く、さらっと、端的に書くことを念頭に置いていきます。 あなたの人生やキャリアの一隅を照らすような、そんな言葉やストーリーが書けますように。

市民権取得の決心の背景

米国市民権申請。その決心の背景 28 年半の長きにわたり、グリーンカード保持者だった。 先週の盛和塾。「どうして「今」だったんですか???」 手短に言えば会社を救うため。社員の将来を安定させるため。 もう何年も前から、アメリカで成功している先輩から「アメリカ市場を狙え、日本人市場にとどまっていては大きくなれない」と言われてきた。でもハードルが高い。頭でわかっていても、実際の確実な大きな一歩が「怖い」。 でも日本企業は決定が遅い。ドタキャンも結構ある。 6 社に営業して 5 社下りたこともあった。もっと豊かな市場がないか、簡単な市場はないか、会社を安定させるにためにはどうしたらいいんだ。 やっぱりアメリカ市場だ、それしかないだろう、 なのに、気持ちが乗らない。萎えてしまう。 去年の 10 月以降、大きな仕事が終わった後のアイドリング時期が続いた。でも 2018 年はスタッフを正式に従業員に迎える。税金も増える。増収した後、 1 年で赤字だなんて花火経営だ。スタッフの生活を安定させなければいけない。 ここで思った。 「自分を変えなければ。」 だとしたら、「自分を変えるのに一番大きくて決定的なものは何だ?」 自分の環境だ。 自分の習慣や考えを変えるのに一番手っ取り早い方法は「環境を変えること」だ。 私はラッキーだ。最後の手が残っていた。米国市民権取得だ。米国の社会インフラにしっかりと根を下ろすアメリカ人になって、日本へいつでも帰れる、という甘えを取り払わなければならない。だって、 日本のパスポートとスタッフの生活の安定と、どちらが大事だ? 絶対、スタッフの生活だ。 会社を守ることと、自分の精神的な後ろ盾を日本に求めることとどちらが大事なのか。今となっては問うべくもない。日本を取り払うことで、新しい扉が確実に開くのであれば、そちらを取らずに経営者としてどうして自分を誇れるだろうか。 かくて、 12 月下旬に市民権申し込みの申請を 2 日で終え、 2 月に指紋と署名を申請しにオフィスに行き、 4 月下旬にはいよいよ面接だ。 最終的な市民権宣誓は 11 月になる予定。 次回は、この決定で実